はいよー

銀牙 -流れ星 銀-」を読破した。
キャッチコピーをつけるなら「わんわん大冒険」
内容は少年漫画のお手本みたいな感じ。
突っ込みどころ満載だが、有無を言わさぬ勢いがある。
それにしても凛々し過ぎる漢(犬)たちにしばしば笑いが出た。
赤目の「いかなる時も忍犬に犬死にはないのだ!」は秀逸。
武痕牙の狼蹬迾手拳も、拳って犬パンチじゃん。かわいー。
俺もあんな丈夫な犬飼いてぇー。


それは置いといて、頼もしい仲間がどんどん増えていく様を見て、
昔読んだBASARAとかダイの大冒険とか思い出した。
あの手の物語はなんで楽しいんだろな。
あんなに強敵だったアイツが仲間に!みたいな感覚が嬉しいのかな?
感情移入しちゃって自分の仲間が増えるようで楽しく感じるとか。
だとしたら、人間はやっぱり根本的に群れたい生き物なんだろうな。


残念なのがキャラが多すぎて実力者なのに目立たない、
といった活かしきれない部分があるように感じたことかな。
仕方のないことなのかもしれんが。
ウィルソンとかかなりやり手のはずなんだろうが、
全く目立たんしな。BASARAで言えば聖さんみたいな印象。
それと暗黒八犬士のピンクドラゴン。期待していたのに。
あいつらかませ犬(プププ)にすらなれてないし。


続編のウィード、読まんといかんなぁ。